[Ready2Searchでの検索プラグイン作成] はてなブックマークに追加

Internet Explorer(7.0以降)、Firefox(2.0以降)、Googleツールバー用の検索プラグインを作成できるReady2Searchの説明をします。
Ready2Searchを使うと、検索プラグインの作成、カスタマイズ、保存、伝達が簡単にできます。
Ready2Searchによる画像操作はReady2Searchでの画像操作と透過アイコン作成を参照してください。

If you prefer English, go to Custom Search through Ready2Search.

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Ready2Searchのできること

[検索プラグインの作成]

IE7Internet Explorer(7.0以降)FirefoxFirefox(2.0以降)では、Webブラウザに検索バーを組み込んでいます。またInternet Explorer等に組み込めるGoogle ツールバーGoogleツールバーを使うと、検索ボタンをWebブラウザ上に表示することができます。追加用の検索プラグインがWeb上で提供されているものもあり、各ユーザーで検索設定の追加や削除ができます。有名な検索エンジンであればInternet Explorerでは検索プロバイダを Internet Explorer 7 に追加する、FirefoxではFirefox検索アドオン:検索エンジンMycroft Project、GoogleツールバーではGoogleツールバーの検索ボタン追加ページから、追加できるかもしれません。

しかし有名な検索エンジンでなければ、検索プラグインはWeb上に存在しないことも多く、個々人で作るのも面倒です。またGoogleのような有名な検索エンジンであっても、標準設定の『検索結果:1ページに10件ずつ』ではなく『検索結果:1ページに30件ずつ』の方が便利と感じる人もいます。こうした検索のカスタマイズを簡単に行えるようにするWebツールがReady2Searchです。

例えば、『Google検索結果:1ページに30件ずつ』を組み込む場合、以下のリンクからReady2Searchの検索設定ページへ行きます。

Internet Explorer 7、Firefoxに検索プラグインを組み込む場合は、OpenSearch プラグイン Googleと書かれたリンクをクリックします。

Ready2Searchをクリックして検索プラグインを追加

検索プラグインを組み込むかどうかを尋ねられます。ここで『はい』とすると、検索バーやGoolgleツールバーに組み込まれます。

上記のGoogleの30件検索のように、検索アイコンを含めた検索設定の情報は、Ready2Searchに渡されるURLに変換されています。このため、この検索プラグイン指定URLを記録しておけば、テキストによる保存やメールによる伝達が簡単にできます。また検索設定を修正したい場合も検索プラグイン指定URLから復元すれば、必要な箇所だけ修正することができます。このページにはReady2Searchによる検索プラグイン作成等について書いてあります。

[画像操作]

Ready2Searchでは、Firefox用やGoogleツールバーで利用できる検索アイコンを作るために、自分のPC上にある画像を送信することができます。

Ready2Searchでの画像送信

画面下部には元の画像から16×16までの画像の推移が出力されます。この画面下部の画像を保存することで、Ready2Searchは画像の縮小ツール、透過ツール、アイコンメーカーとしても利用できます。詳細はReady2Searchでの画像操作と透過アイコン作成に書いてあります。

画面下部の画像サイズの推移
Ready2Searchでの画像の遷移

OpenSearchプラグインが使えるWebブラウザの確認

Ready2SearchではWebブラウザの検索バーに入れ込むOpenSearchプラグインとGoogleツールバープラグインの両方を作成することができます。2007年7月現在、OpenSearchプラグインを利用するにはInternet Explorer(7.0以降)Firefox(2.0以降)を使用する必要があります。使用しているWebブラウザのバージョンが分からない場合は、『Webブラウザをチェック』のボタンを押してください。

Webブラウザをチェック

申告されたWebブラウザの情報に基づいて、以下のような表示が返ってきます。

Ready2SerchのWebブラウザチェック:1

Ready2SerchのWebブラウザチェック:2

『OpenSearchプラグインが利用可能です。』という表示が出れば、検索バーに追加するタイプのプラグインを利用することができます。


検索プラグインの作り方

『Webブラウザをチェック』のボタンをクリックして『OpenSearchプラグインが利用可能です』と表示されたWebブラウザでは検索プラグインの追加が可能です。作成したい検索プラグインの設定をReady2Searchの入力欄に書き込んでいくことで検索プラグインを作成します。実線で囲まれた入力欄は必須項目である一方で、破線で囲まれた項目は必要がなければ空欄でもかまいません。『検索名称』と『検索ワードの前』の二項目さえ入力すれば、OpenSearch用とGoogleツールバー用の検索プラグインを作成することができます。

検索設定を初めから記入して検索プラグインを作成をクリックすることで検索プラグインを作成することができます。一方で代表的な検索エンジンはブラウザからの直接検索インデックスからリンクがつながっています。直接検索インデックスからつながっているページの検索プラグインであれば、標準プラグインをカスタマイズする方が簡単です。

直接検索インデックスに導入したい検索エンジンの記載がなくとも、多くの検索エンジンは下の動画のようにURLから検索プラグインを作ることができます。また、検索するカテゴリを細かく指定するなどのカスタマイズも簡単にできます。

検索プラグインの作り方は、以下の手順を参考にしてください。

(1)検索エンジンのエンコードを確認

一般的に、Webでのデータのやりとりはアルファベットしか使えません。このため日本語からアルファベットへの変換方法(エンコード)を指定する必要があります。検索プラグインを作りたい検索エンジンのページへ行き、検索入力欄に『』と入力して検索をしてください。検索結果のページのアドレスバーに『%E3%81%82』という文字列が出ればUTF-8、『%A4%A2』という文字列が出ればEUC-JP、『%82%A0』という文字列が出ればS-JISという変換方法が使われています。

utf8エンコード

EUC-JPエンコード

S-JISエンコード

  • もともと英語でしか検索できないページでは、エンコードを気にする必要はありません。
  • 検索結果のページのアドレスバーに上記のいずれかの文字列が出る場合は、GETという方法でWebサーバーと情報のやりとりをしています。一方でPOSTという方法で情報をやりとりする場合は、アドレスバーに上記のいずれの文字列も出ません。POST形式を使っており、Webページのアドレスバーに文字列が出ない場合でも、Ready2Searchで作ったGET形式の検索プラグインで検索できる場合があります。この場合の検索設定の発見はやOperaの検索バーをカスタマイズする方法:右クリック自動検索設定が役立つかもしれません。またPOST形式を使った検索はOpenSearchの標準仕様ではありませんが、Firefoxには独自拡張として設定することができます。(Firefoxの検索バーをカスタマイズする方法:Firefoxの検索バーでのPOST検索
  • いくつかの検索エンジンはJavaScriptを使っています。JavaScript(Ajax)を使うと、Webページへの入力に対応して候補を表示したり、リンク先を変更したりと、同じWebページのままでも表示が変化します。JavaScriptを利用している検索エンジンは、Webページ上の入力に対応している場合があり、検索バーからの検索を設定できない場合があります。

(2)検索オプションの指定

検索エンジンに表示件数や並び方のオプションがある場合は、検索プラグインに組み込みたい設定を指定してください。『路線検索の出発地点』や『含めないキーワード』を指定したい場合は、その部分を事前に入力してください。検索設定が完了すれば、検索バーに入力する検索語句に相当する部分に『』と入力して検索ボタンをクリックしてください。オプションの設定がない場合や通常検索で良い場合は(1)検索エンジンのエンコードを確認時のアドレスバーをそのまま見てください。

Googleの検索設定

検索結果ページのURLがアドレスバーに出ます。エンコード確認時の『』の変換後の文字列がURLに含まれているはずです。

オプション付き検索結果のURL

検索ページをWebブラウザで開いたまま、ブラウザの違うタブでReady2Searchを開きます。もしくは検索ページのURLをメモ帳等にコピーして貼り付けておきます。


(3)Ready2Searchへの書き込み

(2)検索オプションの指定で表示されたURLを参考にReady2Search内の項目を書き込んでいきます。

  • [検索名称]は、WebブラウザやGoogleツールバーに表示したい名称を入れます。必須入力項目です。
  • [検索ワードの前]には、検索結果のページのURLの『』の変換後の文字列の左側を貼り付けます。(検索プラグインを作る場合は必須項目ですが、Googleツールバー用のリンクボタンを作る場合は、空白にしてください。)
  • [検索ワードの後]には、検索結果のページのURLの『』の変換後の文字列の右側を貼り付けます。変換後の文字列の右側に何もなければ、入力は不要です。
  • [検索エンジンの説明]は、入力しなくても構いません。公開用や自分用のメモがあれば書き込みます。
  • [追加XMLオプション]は、入力しなくても構いません。追加XMLオプションの例にあるようにGoogleツールバー用のリンクボタン、Firefox用のGoogleサジェストを指定できます。
  • [入力変換]エンコードの確認からアドレスバーに現れた変換後の文字列に従って指定してください。『%E3%81%82』ならUTF-8、『%A4%A2』ならEUC-JP、『%82%A0』ならS-JISです。
  • [出力変換]はほとんどの場合、指定する必要がありません。無指定を選択してください。
  • [画像用テキスト]は、入力しなくても構いません。検索アイコン用画像の送信に従って送信したり、画像テキストを入力するとFirefoxとGoogleツールバーの検索ボタンにアイコンとして反映されます。検索設定にアイコンを指定しない場合は、青い虫眼鏡マーク青い虫眼鏡が入ります。
  • 検索エンジン側でセッション管理をしている場合は、ログアウトをしたりWebブラウザを閉じたりすると検索ができなくなる場合があります。
  • このURLをコピーする方法で取得した[検索ワードの前][検索ワードの後]は検索設定に余分な文字列が入る場合があります。また、ログインが必要な検索エンジンの場合は[検索ワードの前][検索ワードの後]にユーザーIDやセッションIDを含めている場合もあります。他人に検索設定を伝達する場合には、[検索ワードの前][検索ワードの後]に個人のID等が入っていないかを確認してください。
  • [検索エンジンの説明]が空白でなければ、Googleツールバーのアイコンにカーソルを合わせると、記載内容がポップアップで表示されます。[検索エンジンの説明]が空白であれば、検索名称がGoogleツールバーのアイコン選択時にポップアップで表示されます。

検索設定を入力後に検索プラグインを作成を押すと、下の画像のようなOpenSearchプラグイン 入力した検索名称Google ツールバープラグイン 入力した検索名称へのリンクが現れます。

各ユーザーが作成した検索プラグイン

Internet Explorer(7.0以降)やFirefox(2.0以降)を用いてOpenSearch プラグイン 入力した検索名称をクリックすると、検索バーへの追加を尋ねる表示が現れます。同様にGoogleツールバーを組み込んだブラウザでGoogleツールバー プラグイン 入力した検索名称をクリックすると、検索バーへの追加を尋ねる表示が現れます。

Internet Explorerへの検索プラグインの追加

表示に従って、検索プラグインを組み込めば、WebブラウザやGoogleツールバーからの直接検索が可能となります。いったん検索プラグインを作成した場合や既に作成された検索設定へのリンクを用いると、Ready2Searchにつながった時点でプラグインへのリンクが表示されます。検索プラグインへのリンク表示されている状態では、検索設定の入力や修正はできません。検索設定を修正したい場合は検索プラグインを修正を押してから、修正してください。


追加XMLオプションの例

[Googleツールバー用のリンクボタン]

Googleツールバーでは<site>任意のURL</site>を追加XMLオプションに記入することで、検索バーに何も入力せずに検索ボタンを押した場合のリンク先が設定できます。この項目には検索サイトのトップページのアドレスを入れるのが一般的ですが、、そのサイト内で自分がよく行くページ等に設定することもできます。Ready2Searchで検索プラグインを作成する場合は、『検索ワードの前』は必須項目ですが、リンクボタンの作成に関して『検索ワードの前』は、空白でかまいません。『検索ワードの前』を空白にしておき、追加XMLオプションに<site>任意のURL</site>を入れておくと、検索機能のないリンクボタンを作成することができます。

例えば、以下のようなリンクボタンを作成することできます。

GoogleツールバーReady2Searchでのリンクボタン作成:齋藤経史(Keiji Saito)のホームページ

また、下で紹介するRSSリーダーの機能を利用して、以下のようなプルダウン式のリンクボタンも作れます。

GoogleツールバーReady2Search:アルファブロガー+RSSリンク

[Googleツールバー用のRSS]

GoogleツールバーにはRSSリーダーの機能があります。RSSとは、Webページや記事の見出しなどを配信する技術です。GoogleツールバーではRSSを指定して、配信された情報を読み込むことができます。RSSを読み込むようにするとGoogleツールバーの検索ボタンの右側に下向きの矢印がつきます。これをクリックすると、見出しの一覧が表示されます。中の見出しをクリックすることで、その情報ソースとなったページへ行くことができます。

Web関連のトピックをRSSで読み込み

RSS用のURLを追加XMLオプションに記入して、Googleツールバーへ検索プラグインを組み込むとRSSリーダーとして機能します。追加XMLオプションは以下のような形で記載します。

<feed refresh-interval="1800" refresh-onclick="true">RSS配信用のアドレス</feed>

Yahoo!ニュースの検索ボタンにYahoo!ニュースのRSS読み取り設定を追加したプラグインは、以下のようになります。

GoogleツールバーReady2Search:Yahoo!ニュース+RSS(Googleツールバー)

[Firefox用のサジェスト機能]

Firefoxの検索バーには、検索ワードを途中まで入力すると、頻繁に検索されているキーワードを列挙するサジェスト機能を追加することができます。このサジェスト機能は、適切な検索語句を連想させてくれたり、綴りのミスを防いでくれます。Ready2SearchからFirefoxの検索バーにサジェスト機能を追加することができます。

例えば、サジェスト機能の一つのGoogle サジェストを追加するには、追加XMLオプションに以下の文字列を入れてください。

<Url type="application/x-suggestions+json" method="GET" template="http://suggestqueries.google.com/complete/search?output=firefox&client=firefox&hl=ja&qu={searchTerms}"/>

Google以外の検索エンジンにGoogleサジェストを付けることもできます。詳細はFirefoxの検索バーにサジェスト(入力補助)機能を追加する方法を参照してください。


検索アイコン用画像の送信

Internet Explorer(7.0)では反映されませんが、Firefox(2.0以降)やGoogleツールバーでは検索エンジンのアイコンを設定、表示することができます。Ready2Searchではファイルサイズ50KBまで、一辺が500pixelまでの[gif] [jpeg] [png]の画像を読み込んで検索アイコンを作成することができます。日本語のWebブラウザでは『参照...』と表示されるボタンをクリックして、アイコン化したい画像を指定します。指定した後は、透過設定に応じてボタンを押して画像ファイルを送信します。例として『星.jpg』というファイルを送信します。ファイル送信後画面の下部には画像サイズの推移が表示されます。画面下部の表示を利用して、画像操作を行いたい場合はReady2Searchでの画像操作と透過アイコン作成を参照してください。

画像を送信して白を透過

画像ファイルを送信すると画面の上部にアイコン候補画像と画像のテキスト変換が表示されます。アイコン候補画像で良ければ、他の検索設定項目を入力して検索プラグインを作成を押すと、表示画像を検索アイコンに組み込むことができます。また候補表示の下に表示されているのが、検索アイコン画像のテキストでの表示です。この欄に画像用テキストを貼り付けて、『テキストから画像読み込み』のボタンを押しても検索アイコンは作成できます。

画面右のテキスト変換
テキスト変換された画像

検索設定の保存、修正、伝達

検索設定の保存

検索プラグインが表示された状態では、画面の下部に検索プラグイン指定URL、検索設定ダウンロードボタン、お気に入りへの登録ボタンが表示されます。検索プラグイン指定URLをクリックすると検索アイコンを含め、検索設定を復元することができます。

検索プラグイン指定URLへのリンク

プラグイン作成後に表示されたボタンをクリックすることで、OpenSearch形式とGoogleToolbar形式の検索プラグイン(XML)をダウンロードすることができます。OpenSearch形式のXMLをInternet Explorerで開くと以下のような表示になります。ダウンロードした検索プラグイン(XML)には検索プラグイン指定URLが記入されているので、このファイルさえあれば、Ready2Search上で検索設定を復元して、カスタマイズすることができます。

作成されたxmlをInternet Explorerで開いた場合

検索プラグイン(XML)をダウンロードしておけば、手動でFirefoxやGoogleツールバーに検索プラグインを追加することができます。Ready2Searchで作成した検索プラグインを複数のPCに導入したい場合でも、各PCでReady2Searchにアクセスする必要はありません。検索プラグイン用フォルダに、検索プラグイン(XML)を設置することで検索設定を一括して複製することができます。それぞれFirefoxの検索バーをカスタマイズする方法Googleツールバーの検索設定をカスタマイズする方法を参照してください。またダウンロードした検索プラグイン(XML)は検索プラグイン(OpenSearch、Googleツールバー)のWeb利用を参考にWebサーバ上で利用することもできます。

検索設定XMLのダウンロードボタンの下には、Webブラウザに応じてInternet Explorerのお気に入り登録やFirefoxのブックマーク登録用のボタンが表示されます。Webブラウザ内にお気に入りとしてReady2Searchの検索設定へのリンクを保存することもできます。

検索設定の修正

検索プラグイン指定URLや検索設定のメモさえあれば、作成した検索設定は復元できます。検索設定を復元した後に検索プラグインを修正を押せば、検索設定を部分的に修正することができます。

検索設定の伝達

検索プラグイン指定URLを知人に伝えたり、リンクをはるだけでブラウザからの直接検索インデックスのように検索設定を伝達、公開することができます。検索の基本設定は伝えつつもカスタマイズを各ユーザーにお任せすることができます。